アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの出会い】エンパナダと良い出会い

 

商売上手とは世界共通。第一印象が人を惹きつけるという、日本で学んだことが万国共通だったっていう実体験のお話。とてもいい顔をしたナイスガイとの出会いが思い出に残るって事があるんだよね。

 

 

 

1.それはバス停で起こったこと

 

Oh!Amigo!!

 

バス停に着いた途端に声をかけられた。そもそも、日本人親子には町で声をかける事すらも皆無だったからそれ自体が新鮮だった。

 

f:id:NOV2008:20220707022214j:image

 

バス停前、しかも週末の公園近くでお店があった。もちろん週末限定だと思うけれど、エンパナダを売る店なのかなって、思わず足が止まってしまった。

 

 

2.そのお店のラインナップ

 

お店には当然名前もないけれど、手作り感満点のメニューがあった。このわかりやすさは言葉の弱者である親子の気を惹いてくれるものだった。


f:id:NOV2008:20220707022153j:image

 

至ってシンプルなメニュー。サッカーの帰りだし、美味しそうに見えるのも無理はない。とはいえ、13歳はエンパナダには興味もないけど、足を止めてしまったし、お腹も空いてたってのも逃れられない事実。

 

 

3.美味しそうに見える週末の午後

 

どうしてもサッカーの試合の後は昼食もままならない。ちょっと食べたいっていう気分は、学生時代の部活の帰り道と似ている感覚だなって思う。


f:id:NOV2008:20220707022207j:image

 

どこで作ってくるんだろうって疑問はさておき、間食としてのエンパナダの位置づけはアルゼンチンで不動のもの。むしろ、空腹で時間がない時に真っ先に思いつくのがエンパナダだって文化な気がする。

 

 

4.そして一ついただく

 

「俺はジュースでいい」なんて13歳の天邪鬼にも負けない父。こんな良い出会いにも自分の嗜好を曲げることをしないのが彼の生き様。


f:id:NOV2008:20220707022158j:image

 

JyQ(Jamon y Queso)100Peso (当時1円=0.925Peso)

 

最近、Pesoの変動が慌ただしいけど、そんなことよりもエンパナダ。100pesoで買える空腹満たし、コンビニのおにぎりみたいな感覚なのかもしれないなって思う。向こうで見向きもしない人の姿にもご注目いただきたい。

 

 

5.商売上手だったので

 

「商売上手だね」って真っ先に気づく13歳。こういう感覚を持つ事がとても大事なことだと思う。人あたりというか、気さくに接するって感覚を持っていてほしいって思う。そんな願いを込めて、出会いに感謝して写真を撮らせてもらった。


f:id:NOV2008:20220707022149j:image

 

ここまで人の良さが滲み出る笑顔が良いね。こういう出会いが多くなっている。明らかに雰囲気の違う親子に声をかけること、それ自体がすごく勇気のいること。自分だったら日本でそれができていたかと思うと恥ずかしくなるんだよね。

 

 

6.街で声を掛けられること

 

街のビラ配りも何となく近寄らなくなってしまう日本人親子。アルゼンチンで抱いていた感覚だけど、同じように接してくれることに感動することができるって凄いこと。


f:id:NOV2008:20220707022203j:image

 

日本にいたら絶対に気づくことができないことに気づけている。「商売上手」って言葉が正しいかどうかは別として、人と人が言葉を超えて交わることができるという貴重な経験なんだと思う。

自分たちが逆の立場になったら、そうなれる様にしないといけないね。そんな話が親子でできることに感謝して、海外生活をしていこうと思うんだ。

 

 

7.noteも更新しています。

 

note.com