アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの自炊】ビーフトマトシチューを作る

 

マタンブレという肉の部位。牛の脇腹の肉のことをそう呼んでいるらしい。薄くて大きい部位なので、野菜を巻いて焼いて冷たい前菜料理に使われたりするんだとか。

 

 

 

 

 

1.寒い季節に

 

サッカーの練習も寒い季節になった。どうしても、夕食には温まるものが欲しくなる季節だし、特に毎日のスープは欠かせない食生活。

 

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アルゼンチン、肉は塊で買うのでトリミングしてから使用する。要するに「牛すじ」の部分なんだけど、脂身と牛すじを保管しておけばスープの材料には事欠かないという事。骨がついていればもっといいスープが取れるっていう発見。

 

 

2.マタンブレという部位

 

切る前の写真を撮り忘れた。脇腹のお肉ってことは当然、繊維質の部位になるので切る時に注意が必要。肉の繊維の目を切る要領がわかると仕上がりが柔らかくなる。


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削いだ脂身は一つだけ使ってあとは冷凍。先に強めに炒めて牛脂を引き出して出汁に使う。我が家の毎日のスープはこの使い方が主流。あとは一緒に煮込んで放っておけば、父専用の「牛すじ」が完成しているってわけ。

 

 

3.今日はトマトシチュー

 

炒めたマタンブレをトマトピューレで煮込んでいく。玉ねぎは必須だけど、あとの野菜はあるものを入れていく感じでいい。無駄がなくていいでしょ。


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じっくり時間をかけて煮込みたい。なので、練習に行く前に火入れしておいて、冷蔵庫で寝かせて帰ったらもう一度加熱する。寝かす時間が良い味になってくれると信じているけど、実際に理屈がどうなのかはわからない。

 

 

4.トマトシチューの完成

 

本当に難しい作業のない料理。玉ねぎと牛脂が溶け出していい味になってくれる。固い部位の肉なので、煮込み時間は長めの方が良いと思う。


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前回、インスタントコーヒーでの色付けが不評だったので今日は正攻法で。確かにこの方が美味しいのはわかる、でもビーフシチューっぽくしたいって思ってしまうんだよね。でも、これはこれで固い肉の対応として使える手段だと思う。

 

 

5.翌朝も使える

 

煮込みやスープは次の日が美味しい。これは最近の我が家の合言葉。味が馴染んでくるのが次の朝くらいなんだろうね。


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なので、朝からオムライスを作ってソースにシチューを使う。夜から朝にかけて使えるので、二人しかいないけど、大量のシチューを消費することができる。マタンブレ自体の価格が1㌔=1000peso(当時1円=0.93peso)くらいだったかな。今回は400g~500Ggくらいのマタンブレを全て食べきりましたとさ。

 

 

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