アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの自炊】衝撃の調理方法のご紹介

 

この調理方法を知らなかったことが恥ずかしいとさえ思う。日本にもあったのかもしれないけれど、一度も見たことも聞いたこともなかったテクニック。

 

 

 

1.大きな肉を焼くという調理

 

アルゼンチンでは、肉が固まりで販売されている。小間切れとか薄切りとかの概念はなくて、大きな塊を○○gと重量を指定して購入するのがスタンダード。

 

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大きい肉を切ることが勿体ないと思う価値観。日本は真夏のBBQシーズンだけに、こういうビジュアルを見ただけでなんだか懐かしい。日本の食卓でこういう風景って見ないから余計に新鮮だよね。

 

 

2.野菜と一緒に保存袋に入れるだけ

 

塩こしょうで味付けをする。いつもよりも若干強めでいいのかもしれない。ここから仕上がりまで手をふれることがないから、濃いめでも問題ないということ。


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これを保存袋にいれて縛る。なんとこれがオーブンの耐熱用の保存袋。そんなものがあるということに衝撃だったんだけど、こっちの保存袋のほとんどがオーブン対応って書いてあることにも驚いたんだ。肉を上にして野菜が肉汁を受けるように口を縛ったら、そのままオーブンに投入する。

 

 

3.20分もすると

 

袋がぱんぱんに膨らんで帰ってくる。若干の破裂とか穴が開いたりするかもだけど気にしない。受け皿を敷いて入れれば良いだけのことなので、とても簡単な調理になる。


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この袋を破る瞬間が楽しみだよね。膨らんだままテーブルに並べても良いと思う。火傷の危険もあるので、今回は皿に盛り付けることにしたけどね。それにしても、洗い物の少ない調理方法、こんな便利で良いものかとさえ思ってしまう。

 

 

4.その出来栄えは如何に

 

こんな簡単な調理に失敗なんてない。牛肉は大きいほどいいし、脂身があった方がむしろ美味しい。袋で蒸される時間があるから赤身だと水分が抜けてしまう。骨付きの分厚い部位はそのまま入れてしまえばいい。


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こんなお手軽な調理方法があるという新発見。家庭のオーブンとガス台には直火にも限界があって、ステーキを焼くにも限界がある。親子二人だけなので、まとめて調理できた方が効率がいいので、この袋の調理が出番が多くなる気がするよ。

 

 

5.ちょっとヘルシーなのかもね

 

余計な油を使うこともないので、ヘルシーな気がする。何しろ一緒に入れた野菜が美味しくなるんだから一石二鳥。牛肉も手を出しやすい値段のものこそ、この調理方法でいただくのが良いと思う。


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固い部位でもほろほろになってくれるし、固いスジの部分を我慢して嚙み切る必要もない。アルゼンチンで肉を食べない13歳にも受け入れてもらえた。料理としては、シンプルすぎて品数がこれで良いのかということは言わないでおこう。日本にオーブン対応の袋があるかどうかわからない、でもあるなら一度お試しいただきたい。

 

 

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