アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの食材】~納豆を増やすというミッション~ @自宅

 

 

アルゼンチンで納豆が高いなら作ればいいじゃん。

作るのが難しいなら増やせばいいじゃん。

 

 

 

アルゼンチンで1パック500pesoの納豆。

それで呆然としていたら、日本の嫁からの言葉がそれ。

 

 

 

食材は買うモノから作るモノへ。

作る人がいるから、買える人がいるというロジック。

 

 

 

 

 

 

 

1.前置きはともかく

 

 

納豆がミントの葉から作れるって情報。

まんまと絵に描いた大失敗に終わったっけ。

 

 

※ ミントで失敗した話

nov2008.hatenablog.com

 

 

納豆って菌だからね。

培養するって言うなら、増やしてみようってミッション。

 

 

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アルゼンチンで売られているのは納豆を冷凍したもの。

1パックは13歳に独占させて、残り2つは培養実験用にした。

 

 

1/2パックだけ常温で解凍していく。

これを種にして増やしてみようかなってね。

 

 

 

2.大豆を茹でていく

 

 

アルゼンチンでも大豆は手に入る。

むしろ、何に使うのかはわからないけど。

 

 

ちょっと長めに水で戻しておいて

茹でるという作業に入っていく。

 


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なかなか柔らかくなってくれなくてね。

蒸したり、圧力鍋(炊飯器)があると早いかもしれない。

 

 

 

 

3.納豆のタネにお湯を纏わせる

 

 

ここでわざわざお湯を使ったけど

よく考えると、大豆を茹でたお湯があることに気づく。

 

 

茹でた大豆を混ぜていくので

そのお湯を流用すれば大丈夫です。

 

 

 


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これでもお湯は多かったかも。

混ざりやすくするだけなので、もっと少量で大丈夫。

 

 

ここに茹でた大豆をお湯を切って満遍なく合わせる。

冷まし過ぎないようにスピーディに作業する。

 

 

 

4.保温用のお湯を用意しておく

 

 

そして用意するのはクーラーBOX(発砲スチロールでもOK)。

我が家はサッカー弁当用の小さなものを使いました。

 


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そこにBOXの保温用にジャムの瓶に熱湯を入れる。

画像の黄色いのは布巾です、中身はお湯です。

 

 

これを6~8時間おきにお湯を入れ替えていく。

BOXの中を40℃くらいに保つといいみたい。

 

 

 

ANOVAがあれば良いのにねって

日本のキャンプ仲間たちの声が聞こえてきそうだな。

(キャンプ仲間はコレマンズという名の健全な組織です)

 

 

 

 

5.そして24時間が経過する

 

 

なんだか納豆っぽくなってきたし

匂いなんて紛れもなく納豆だったんだ。

 

 

もうこれだけで感動ものだった。

納豆が作れるなんて思ってなかったからね。

 

 

 


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水分量とか粘り方とか

13歳の評価としては50点くらいだったけどね。

 

 

ここから精度を上げていくのがプロ?の仕事。

大量生産スイッチが作動したのは言うまでもない。

 

 

 

 

6.ここで小さな問題も

 

 

アルゼンチンの醤油が美味しくないこと。

『納豆のたれがほしいね』なんて贅沢を言う13歳。

 

 

そうじゃなくて、ここでは納豆の再現。

ないものねだりって、誰が作った言葉なんだろうね。

 

 


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あとは大豆もちょっと硬かったかな。

納豆って菌を食べていたんだなって今さら気づく。

 

 

 

売ってる大豆にも固体差があって

古いものがわかるようになってきたりするんだ。

 

 

お腹に入るものだし、菌を繁殖するわけだし

健康を害するわけにもいかないからね。

 

 

 

7.海外でこんな画に再開できるとは

 

 

こんなふんだんに納豆を食べられるなんて

父は感動に浸るだけで、食べるのは13歳の役割。

 


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確かに粘りは弱いし、醤油で大豆が泳いでしまう懸念がある。

もっと研究していけば、完成度は上がっていくと思う。

 

 

 

8.実は問い合わせも多いので

 

 

調子に乗って大豆を購入してみたよ。

健康食品SHOPで手に入るっていう発見もあった。

 

 

Twitterでつぶやくと問い合わせも多かったので

増産テストを密かにスタートしています。

 

 


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500g=100peso (当時1円=1.354peso)

 

これを買いに来る日本人、お店にはどう見えているのか。

そんなこともちょっと気になるけど。

 

 

ちょっと心が折れながら増産テスト中

アルゼンチンの納豆ファンの夢に答えるのが2023年の目標です。

 

 

もしテストに成功したら、コレマンズから

ANOVAを取り寄せてさらに増産だな。(どうやって)

 

 

 

 

9.note&Twitterも更新しています

 

 

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