アルゼンチンへ 食文化と移住生活

父子でアルゼンチンへ。日々の生活の刺激と食習慣のこと

日本のチームの卒団式に参加する(リモートで)

 

日本を離れて心残りだったのが、日本のチームの卒団式に参加できなかったこと。学校の卒業式よりも楽しみにしていたイベント。遠くから日付だけはチェックして様子を伺っていた。

 

 

 

1.5年間在籍したチーム

 

埼玉県さいたま市北部に所属するチームで5年間お世話になった。小学2年からの夜の週二回の練習が負担だったこともあったが、今となってはいい思い出である。

1人で電車に乗って一時間弱の移動をすること、アルゼンチンでは考えられないことだがそれを学べるのが日本の良いところかもしれない。慣れてしまえば、駅の買い食いが楽しみになったりするから。

 

2.そしてこの日が卒団式

 

土曜日のいつものグランドで開催される卒団式。アルゼンチンでは金曜の深夜になるので、起きていられるかどうか。そんな心配もあったので、事前に参加するとも言えず遠目に参加していこうという作戦。

Facebookでリアルタイムで配信されているので、そこから見学をさせていただいた。チーム仲間の一人づつのコメントも聞くことができた。これをやりたかったんだけどね。

 

3.自分の分身がそこにいた

 

整列写真の一番左側に何かが見える。2年生ということは、一番の古株という扱いなので順番も古株から並ぶ。左側にウチの分身がいたことに驚いた。

 

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参加できると思ってもいなかったのに、こんなサービスまでされたことが思い出となった。みんなと過ごす時間が学校の友達よりも濃い時間だったことがこれだけでもわかる。

 

3.しかも分身の完成度が高い

 

結構な手間がかかったであろう。この画像が届いた時はちょっと感動してしまった。マイペースで迷惑かけてばかりだったことも、いい思い出だった事を確信した。


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どういう意味かはわからないが、外から見るウチの子の印象は色濃く残ると聞いたことがある。独特のプレーは常識の範疇ではないし、個にこだわるチームスタイルが彼にぴったりだったことも良かったのかもしれない。

 

4.もう次のステージに進んでいる

 

今は自分で行くと決めたアルゼンチンにいる。これが目的ではなくて、ここで自分らしさを貫くことの是非を確かめに来ている。

例えそれが間違いだと気づくことがあっても、自分に何ができるのかを探せばいいし決めつけずにフィットしていく選択だってある。


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どこにいようと、どんなチームであろうと、自分の思うサッカーを貫くことが大事なこと。外せばパスだ、運べば打てと言われるのは海外でも変わらないことはわかってきた。

瞬時の判断をコーチに委ねているうちは、自分のサッカーじゃない。そこで判断したことが、自分で正しいと言い切れるかどうかが自分のプレーを貫くかどうかにかかってくる。

 

5.その環境を自分のものにできるのか

 

正解を選ぶ力よりも、選んだ道を正解にする力。

 

好きにやれって言ってもらえたチームには感謝している。コーチはリモコンであるべきじゃない。統制を重んじるのが日本のサッカーなら、ルールは大事だけど主張も大事とするのが海外のサッカー。

「言うことを聞かない」は誉め言葉である。言う通りのプレーが全ての答えなら、日本のサッカーが世界一になっているはず。日本は試合中に監督がメモを取る、メモを取るうちにプレーが過ぎていく。この瞬間のプレーヤーの判断は個にしか説明することができない。

答えは結果でしか証明できないもの。例えオフサイドのゴールでも、プレーを続けてゴールできる位置にいることが重要で、オフサイドを振り返るのは終わってからでいいということ。

言葉が通じない中で、そんなことができるのかはわからない。でも、やってみないとわからないのがスポーツだし、そこにしか挑戦する権利がないということを念じてやっていこうと思うんだ。

 

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