先ず始めに理美容業界の資格が国家資格なのは日本くらいだと聞いていた。要するに資格がなくても理髪店を営業することができるのが海外の事情だと。
そういう意味では、繊細な技術は日本が秀でていることからも、こちらに来てからの理髪店問題は意外と大変なのかもしれない。
1.こちらでの理美容との関わり方
正直言うと見てくれの部分なのでほぼ諦めてはいる。身だしなみとして最低限のレベルであればいいと思っているし、あまり小奇麗でも勘違いされて犯罪に巻き込まれるとも言われているという現状。
なのでそこまで深刻ではないのですが、そうは言ってもどこでどうすれば良いのかもわからないってのも不安だったんです。
2.こっちは家で散髪するのが日常だった
ホームステイでお世話になっている間、家族がお互いに散髪している姿を見てきた。子供が父親の髪を切るとか、なんだかほっこりする光景を見たりしていた12歳が、「僕の髪も切ってほしい」と自分で言い出したのが始まりだった。
しかし、いきなりバリカンを持ち出したので本音は不安でいっぱい。とはいえ、自分で言い出したことなので覚悟はできていた。
いつも一緒に練習してくれる家族たちを信頼してお願いすると決めたことなので、後は任せるしかないけれど。
3.でも不安でしかない
手つきがちょっと手慣れている感じ、後から聞いたら少しだけ教えてもらった経験があるのだとか。切られる側がこんな顔なので、家中が爆笑で和ませることができただけでもいい時間だったかな。
こんなことも躊躇なくやってくれるアルゼンチン。家族が家族のことを解決する距離感がそこにあった。
4.こっちの理髪店事情
街に理髪店がないこともない、でも日本ほど多くもないというのが現状。ペンキ屋とアイスクリーム屋が多い印象のアルゼンチン。
でも週末の理髪店はそれなりに集客している。それが男性向けか女性向けなのかもわからないが、そういう需要はあるのだということ。資格がないという事情が、どういう意味なのかはわからないが、引き続き観察していこうとは思う。
そう父の髪は切ってもらえなかった(頼んでもいないし)ので、そんな実験レポもちょっと楽しみになってきた。
5.こんな感じに仕上がったよ
初の散髪体験、こんな感じに仕上がりました。
担当の左利きの器用さで、何のストレスもなく髪を切ってもらえた。これからもお願いしたいけれど、時間の約束ができないアルゼンチン人なので機会があればレポートしていこうと思う。
6.noteもやってます