アルゼンチンに来るにあたって、大きな問題でもあった病院の問題。アルゼンチンでは、私立の病院に個別で保険に入るシステムがある以外の公立病院は無償で受診できる。言葉が通じればっていう話だけどね。
※ 公立病院に行ったお話
1.ある日の一言
「ちょっと奥歯が痛いっていうかさ。。」そんなことを言い始めた13歳。聞くと虫歯って話でもなさそうだった。急なことでもないけれど、歯医者ってどんなものか体験するいい機会かなって思っていたんだ。
一番奥に小さな歯が見える(気がした)。年齢的にも親知らずが出てくる時期ではあるので、恐らく違和感の原因はこれかなと思ったんだ。早速、(できれば)日本語が通じる歯医者さんを探したいって思っていたんだ。
2.聞けそうな所で情報を集める
毎日通う学校の近所に、日系で片言だけど日本語が話せる歯医者がいるって。早速、連絡先を聞いて予約を確認したところ、二週間後の予約ができたのでちょっとだけ楽しみにして待ってみたんだ。
深刻に痛いというほどでもないけど、念のため診察を受けたい。そんなことが伝わるのかどうかというスタート地点。電話で問い合わせると、親子で受診できるって事なので、ついでに親子で同時受診ってことになった。
3.教えてもらった住所をGoogle先生に
Googleに案内してもらって歯医者に向かう朝。それにしてもスマホがない生活が考えられない海外移住生活。行き先まで案内してもらえるなんて、ヒトよりも進化している気がするよ。
辿り着いたのは普通のマンション。どこかに看板があるわけでもなく、歯医者の存在なんて確認することもできない。ドキドキしながらインターホンを押して待っていると、中から「おはようございます。」と日本語が聞こえてきた。
4.そして案内される
以前に紹介された整形外科もそうだったけど、ひっそりと病院があるパターンが多いのかね。まだ実態がわからないけど、口コミで知る人ぞ知るっていう存在が普通なのかもしれない。
そこは住宅の一室。週二回だけの診察って言っていたから、その時だけここで予約を受けているってことなのかもね。同じ学校から日系人、日本人が多く通う歯医者さんらしく、ウチらの前にいた患者さんもそういう方だったよ。
5.親子で診察を受ける
13歳の親知らずは問題ないので様子を見つつ、定期的に検査を受けようってことになった。むしろ父に虫歯が一か所見つかって治療していただいた。治療時間にして30分程度の手際のいい作業だった。
会計で驚いたんだけど、検査は無料で治療した場合に費用が発生するっていうシステム。アルゼンチンではそれが当たり前みたいなんだけど、父に虫歯が無かったら無償の検査だったってこと。信じられない海外の医療の仕組み、歯の治療を医療に含むかどうかということなのかもしれないけど、虫歯がないに越したことはないって改めて学ばせてもらったんだ。
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