アルゼンチンは夏休みの真っただ中。
日本人仲間は一時帰国、学校の友達は旅行に行ったりして。
我が家はこの夏休みは大事な時期。
休んでるわけにもいかないと思っている。
そう、夏休みが明けると新学年。
中学に上がる14歳の年齢、ちょっと油断できない。
言葉ができない、なんて言ってられる猶予は終わった。
もうそろそろ言葉の壁を越えていく期間だと。
- 1.日本の便利さから解放されて
- 2.たくさんの日本人との出会い
- 3.先日、またハプニングが
- 4.思い出は作るもの
- 5.小豆島から絵葉書が届く
- 6.無くなるものと手に入れるもの
- 7.日本の兄は4月から高校3年
- 8.note&Twitterも更新しています
1.日本の便利さから解放されて
振り返ると「ここは日本じゃないんだ」って
父子でに言い合いながら過ごした一年間だった。
生活面のハプニングを笑い飛ばせるまでに
一年丸々かかってしまった気がする。
とにかく予定通りに進まない生活環境。
次の次の予定なんて立てられるはずもない。
「構築」って言葉がないのかと思うくらいに
行動が点でしかない、って思える文化に慣れなかった。
2.たくさんの日本人との出会い
その中で、現地での日本人との貴重な出会い。
些細なことが解決できる関係が貴重だった。
勉強面での家庭教師の先生もそのうちの一人。
湯沸かし器案件でも、電話で通訳してもらったりして。
「この夏休みが、大事な時期なんです。」
先生にそんな言葉をもらって、13歳も本気モード。
言葉がわからないから、が言い訳にならない。
わかる範囲で理解するステージに行くということ。
そして、もう一人の家庭教師も見つかった。
ガチのスペイン語の(元)教師という方。
2人の家庭教師でハリのある夏休みを過ごす。
友達との交流も増やして会話して言語の習得をする。
3.先日、またハプニングが
いつもの公園で朝の練習するのが日課。
高速道路の高架下でボールを蹴れる環境。
蹴りすぎて、ボールが取れない場所に飛び込んでしまった。
後で誰かに相談しようってことで、二人で帰ってきたんだ。
何とも言葉にならない帰り道。
ボールがない、そんなことよりもショックだったことがある。
「どうして、日本のものから無くなっていくんだ?!」
って、13歳がちょっと涙目になっていたんだ。
たしかに、もう古いボールだし替わりもある。
でも、思い出の詰まったボールだと後からわかったって。
この何とも言えない虚無感は父も同じだった。
買えばいい、でも日本からの愛着は買えないし。
無くしてしまったことよりも
日本の匂いが消えていく寂しさを感じた出来事だった。
4.思い出は作るもの
そうは言っても、現在地はアルゼンチン。
アルゼンチンで思い出をたくさん作っていけばいい。
日本にしかない思い出もたくさんあるけれど
アルゼンチンにしかないことだってあるんだからね。
日本の毎日の練習でボロボロになったボール。
引き換えにアルゼンチンで出会った仲間がいるってこと。
今はこれが心に刻まれている実感がないだけ。
いつもそこにあると、気づけないことってあるんだよね。
5.小豆島から絵葉書が届く
前に届いたメーテル(じゃなかったけど)の絵葉書。
その方から小豆島の絵葉書が届いたんだ。
旅行に行った時の思い出とともに
我が家にハガキをくれるなんて嬉しいよね。
※ メーテル(じゃないけど)の話
そんなにお会いすることもできなかった方なのに
こんな風に覚えていてくれることに感謝。
何のメッセージもない絵はがき。
だからこそ、ありがたいし伝わるものがある。
6.無くなるものと手に入れるもの
日本のモノがここにあるんだから
日本のモノがなくなるのは仕方がないこと。
でも、何とも言えない寂しさがあるんだよね。
後から気づくんじゃなく、今を大事にしろってことかな。
どこにでもある普通のサッカーボールだけど
たくさん思い出が詰まったボールだったからね。
また、そのボールに教えてもらったんだ。
アルゼンチンで生きているんだってことをね。
7.日本の兄は4月から高校3年
日本で親から離れて生活をする兄は高校3年になるという年。
そう、人生の大きな分岐点を迎える時期。
今しかできないことを後悔なくやる。
一緒にいないから、そんな言葉しか送れないけど。
日本が便利で安全な信頼される国であること。
そんなことが兄ちゃんにも伝わるといいなって思うんだ。
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