アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの手紙】~小豆島から絵葉書が届いたよ~ @日本からアルゼンチンへ

 

アルゼンチンは夏休みの真っただ中。

日本人仲間は一時帰国、学校の友達は旅行に行ったりして。

 

 

我が家はこの夏休みは大事な時期。

休んでるわけにもいかないと思っている。

 

 

 

そう、夏休みが明けると新学年。

中学に上がる14歳の年齢、ちょっと油断できない。

 

 

言葉ができない、なんて言ってられる猶予は終わった。

もうそろそろ言葉の壁を越えていく期間だと。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.日本の便利さから解放されて

 

 

振り返ると「ここは日本じゃないんだ」って

父子でに言い合いながら過ごした一年間だった。

 

 

生活面のハプニングを笑い飛ばせるまでに

一年丸々かかってしまった気がする。

 

 

 

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とにかく予定通りに進まない生活環境。

次の次の予定なんて立てられるはずもない。

 

 

「構築」って言葉がないのかと思うくらいに

行動が点でしかない、って思える文化に慣れなかった。

 

 

 

2.たくさんの日本人との出会い

 

 

その中で、現地での日本人との貴重な出会い。

些細なことが解決できる関係が貴重だった。

 

 

勉強面での家庭教師の先生もそのうちの一人。

湯沸かし器案件でも、電話で通訳してもらったりして。

 


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「この夏休みが、大事な時期なんです。」

先生にそんな言葉をもらって、13歳も本気モード。

 

 

言葉がわからないから、が言い訳にならない。

わかる範囲で理解するステージに行くということ。

 

 

そして、もう一人の家庭教師も見つかった。

ガチのスペイン語の(元)教師という方。

 

 

2人の家庭教師でハリのある夏休みを過ごす。

友達との交流も増やして会話して言語の習得をする。

 

 

 

3.先日、またハプニングが

 

 

いつもの公園で朝の練習するのが日課

高速道路の高架下でボールを蹴れる環境。

 

 

蹴りすぎて、ボールが取れない場所に飛び込んでしまった。

後で誰かに相談しようってことで、二人で帰ってきたんだ。

 

 


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何とも言葉にならない帰り道。

ボールがない、そんなことよりもショックだったことがある。

 

 

「どうして、日本のものから無くなっていくんだ?!」

って、13歳がちょっと涙目になっていたんだ。

 

 

 

たしかに、もう古いボールだし替わりもある。

でも、思い出の詰まったボールだと後からわかったって。

 

 

この何とも言えない虚無感は父も同じだった。

買えばいい、でも日本からの愛着は買えないし。

 

 

無くしてしまったことよりも

日本の匂いが消えていく寂しさを感じた出来事だった。

 

 

 

 

4.思い出は作るもの

 

 

そうは言っても、現在地はアルゼンチン。

アルゼンチンで思い出をたくさん作っていけばいい。

 

 

 

日本にしかない思い出もたくさんあるけれど

アルゼンチンにしかないことだってあるんだからね。

 


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日本の毎日の練習でボロボロになったボール

引き換えにアルゼンチンで出会った仲間がいるってこと。

 

 

今はこれが心に刻まれている実感がないだけ。

いつもそこにあると、気づけないことってあるんだよね。

 

 

 

 

5.小豆島から絵葉書が届く

 

 

前に届いたメーテル(じゃなかったけど)の絵葉書。

その方から小豆島の絵葉書が届いたんだ。

 

 

旅行に行った時の思い出とともに

我が家にハガキをくれるなんて嬉しいよね。

 

 


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※ メーテル(じゃないけど)の話

nov2008.hatenablog.com

 

 

そんなにお会いすることもできなかった方なのに

こんな風に覚えていてくれることに感謝。

 

 

何のメッセージもない絵はがき。

だからこそ、ありがたいし伝わるものがある。

 

 

 

 

6.無くなるものと手に入れるもの

 

 

日本のモノがここにあるんだから

日本のモノがなくなるのは仕方がないこと。

 

 

でも、何とも言えない寂しさがあるんだよね。

後から気づくんじゃなく、今を大事にしろってことかな。

 

 


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どこにでもある普通のサッカーボールだけど

たくさん思い出が詰まったボールだったからね。

 

 

また、そのボールに教えてもらったんだ。

アルゼンチンで生きているんだってことをね。

 

 

 

7.日本の兄は4月から高校3年

 

 

日本で親から離れて生活をする兄は高校3年になるという年。

そう、人生の大きな分岐点を迎える時期。

 


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今しかできないことを後悔なくやる。

一緒にいないから、そんな言葉しか送れないけど。

 

 

日本が便利で安全な信頼される国であること。

そんなことが兄ちゃんにも伝わるといいなって思うんだ。

 

 

 

 

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