アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

フットサルリーグ第4節 LIGA Algentina

 

 

・アルゼンチンでフットサルに参加している

 

アルゼンチンの小学生世代では、フットサルでサッカーを覚えていくという文化がある。ちゃんとした選手登録もあり、地域別に盛んな活動もあって歴史も長い。

アルゼンチンのサッカー経験者のほとんどが通る道であり、一緒に帯同する大人たちの応援も熱いのがいい。

 

地域リーグ戦が開催される

 

練習も平日の週二回ペースで行われ、週末には公式戦というのが主なスケジュール。20分の前後半制で、公式の審判もついての試合が開催される。6歳くらいの子からカテゴリーされており、幼少期から「場慣れ」という意味では、貴重な環境であるとも言える。

 

・そして今日は第4節の日

 

4回目の公式戦の日。これまでの戦績は1勝2敗。今までの3チームはそれぞれに特徴があり、戦術まで浸透しているチームもある。そこまで大きくない街のリーグ戦という割には考え方まで出来上がったチームが多い印象。「楽しむ」という位置づけではなく、勝ち方を指導者から伝えられている。

自己満足に浸る指導者の多い日本に比べ、大きな違いはその部分。そして、親が熱くなりすぎてレッドカードで退場していく姿も日本にはない出来事だった。

 

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・試合が始まった

 

決して楽な相手はいない。そう言い聞かせて試合に挑む。自分だけの力では勝てないし、言葉が通じない以上は気持ちの通じるプレーで繋がる努力が必要。

ただし、チームワークで戦う相手には分が悪い。ハルが入っている以上は即席チームと同じレベルのコミュニケーションで戦うのだから、簡単なはずもない。

終始、失点が先行して追う立場の試合展開(そればかり)。負けて諦めることはさせないのが、親の叱咤激励にも聞こえる声援。ここまで、声援されれば負けていても足を止めることもできない、それも貴重な経験。

 

・そして結果は

 

3-5で敗戦。失点が重なり守りも緩くなってしまっていたか。そうなると足も止まり隙をつかれるのも無理はない。ハルもディフェンスラインからのアシストを重ねていったが、もう遅かった。

20分ハーフとはいえ、この世代は先制し有利に戦うことが鉄則。今のコミュニケーションでは、展開を変えるほどの力がない。慣れたチームなら、入らなくてもシュート一本で流れが変わったりもするのが、まだそのレベルではない。

今節も敗戦、後味の悪い結果で1勝3敗として来週土曜日に向けて調整していく。個々のプレーが噛み合うまでの我慢、自然と攻めと守りもバランスが取れてくることを願う。

 

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・毎週土曜日は公式戦

 

6チーム構成でのリーグ戦なので、次節で一周目のリーグ戦を消化する。その後のことは全く知る由もないが、ホーム&アウェーで開催するとしたらもう一周するのだと予想している。

そうしているうちに、11人制のサッカーも夏が開けて本格始動となる。2か月近い休みはアルゼンチンならではだが、サッカー漬けの子供からすると貴重な時間なのかもしれないし、そんな概念も日本にはない。

ワークホリック的に、思考をその中毒性が麻痺するのも日本の教育論。やらないと追いていかれる不安を無くすにはやるか休むかの選択しかない。

一年のうちに2か月間という休みがある。そしてサッカーに飢えてグランドに戻ってくる。そんな意識も南米のサッカーの強さの表れなのかもしれない。