アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの理髪店】言葉がなくても切れるのか? @理髪店

 

アルゼンチンで過ごす上で懸念していたことだった。

それは理髪店の問題。

 

 

 

1.日本では美容院に行っていた13歳

 

日本では美容院を予約して利用していた。ツーブロックとかアシンメトリーとか生意気な注文をしていた小学生だった。

さあアルゼンチンではどうしようか。ホームステイ先で一度だけ切ってもらったものの、それっきりで前髪が目にかかる長さにまで伸びていた。

正直、切ってもらえるならどこでも良かった。日本人親子を受け入れてくれるお店かどうかをリサーチしておきたかった。

 

 

2.不安な様子が隠し切れない

 

店頭のWhatsapp(LINEみたいなもの)の貼り紙を見つけた。会話はできないけれど、翻訳アプリを使えば何とかなる。日本人親子を切ってくれるか聞いてみたら、あっさりとOKがもらえた。

 

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お店には店名も看板もなく、男性が一人でお店をやってる感じ。この段階で父も切ってもらっている。床に散らばる髪の毛は父の半年分のもので間違いないと思う。

スマホで便利になったなと感じる。番号さえわかれば、言葉がダメでもアプローチすることができるってすごいことだと思う。

 

 

3.前触れもなく切り始める

 

躊躇なくやってくれるので、こっちも迷う時間がなくていい。考えてしまうと不安になるばかりだからね。


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いきなりバリカンで襟足から刈り始める。面白いように切ってくれるので、余計な説明をすることもあきらめた。13歳も覚悟を決めたみたいだ。

 

 

4.一応、日本での画像は見せておいた

 

日本の美容院で撮った写真は見せていた。「OK!」と真綿のように軽い返事だったことだけは記憶している。ここで伝わってないことだけは理解できた。


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邪魔な前髪も切ってくれればいい。そんな気持ちに切り替わっていたけれど、一人あたり所要時間にして10分ちょっとだったと思う。

日本で言う1000円カット並みのスピード感、むしろそれよりも早いかもしれない。洗面台もないから切ったら即終了ってな展開だった。

 

 

5.もみあげが揃っていればそれで良し

 

昭和の床屋さん的な仕上がりだね。昔ってもみあげがキレイになってると切ったんだなって気づいていたっていう時代もあった。


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ともかく仕事がスピーディなのが助かる。すぐに帰ってシャワーを浴びることになるけど、我が家の建物の数十メートルの場所なので問題ない。

しかも、予約してまで切ってくれるっていうサービス。二人で切っても30分かからないとか、こんな効率のいい仕事もないと思うんだ。

 

 

6.いい仕上がりだった

 

良く見ればタイガーカットな雰囲気もあるけど、良く見なければいいだけの話。だってカット料金が1200ペソ(1円=0.903ペソ)っていうリーズナブルさだし。


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しかも二人で1200ペソ、ってことは一人なら600ペソってこと。完全に日本の1000円カットのパフォーマンスを超えている。切られる側が何に価値を見い出すかというだけの話だからね。

探せばデザインカットを専門でやってるお店もあるっぽいけど、やりたかったらスペイン語を話せなきゃ始まらない。そんなことができるまではこれで良いんだと思うよ。

 

 

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