アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

アルゼンチンは果物が美味しい

 

アルゼンチンについて、一番印象に残った食べ物。

それが果物だった。果物屋さんの価格が外に出ていることが多いのだが

これを見ているのがちょっと楽しかったりする。

 

 

・まだ買ったことがないが

何がすごいって果物が全般的に安いということ。全て1㌔あたりの価格表示になっていて、その価格を見ているだけでも楽しい。

一番比較しやすいのがオレンジ。1㌔100ペソ~150ペソで表記されていることが多い。

(3/11現在 1円=0.936ペソ)

1㌔が何個分なのかは想像にお任せするが、日本と比較しても安いのがわかる。

 

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・オレンジは〇ンキストではない

日本のオレンジのイメージは一個100円程度か。しかも全部〇ンキストのシールが貼られた輸入モノ。姿カタチも同じものでワックスの艶がいいのがオレンジと言う印象。

決して形も色も揃っているわけではない。予想でしかないが、お店によって出荷元も違うのはないかと予想する。おそらく「青刈り」といって、熟す前に出荷→空輸して日本のスーパーに並ぶ仕組みだと思っている。

 

・どういう風に美味しいのか

大切なのは「青刈り」のこと。日本の輸入フルーツは青刈りをして出荷される。バナナをイメージするとわかりやすいが、空輸される時のバナナは青いままで出荷される。空輸され、市場を介して小売店に並ぶまでに熟していくのである。

青刈りしたものと、食べごろまで樹木で育ったフルーツのどちらが美味しいかということを考えれば答えはすぐにわかること。

 

 

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・アルゼンチンの食材自給率

食材自給率が200%(未確認)と言われる国がアルゼンチン。輸入に頼らず自国で生産して消費している国とも言える。日本で言うと、みかんは90%の自給率だがオレンジは数%といった具合。

何が言いたいかと言うと、摘み取られて果物が家庭に並ぶまでの時間が少ないということ。日本で言うところの「鮮魚」と同等と表現するとわかりやすいか。

鮮度が保たれるルートが完成されていれば、そこにしかないものが生まれ育っていくという仕組み。当たり前だが、生産者の気持ちの伝わるルートが大切ということ。

 

・アルゼンチンの野菜にも注目

スーパーに行くと肉の売り場面積に対して、魚や野菜の売り場が狭小に感じるアルゼンチン。美味しいものにはそういう仕組みが必ずあるという視点で、今後の食材探しに中注目して見ていきたい。

果物は季節で変わっていくって話だし、これだけでネタになりそうな気がする。我が家の消費状況に合わせてご紹介していきます。個人的には苺が楽しみです。