それは成長痛の始まりだと思っていた。急に両足が痛いって言い出して、ぶつけたわけでもないし、運動量が増えたわけでもない。ただ、ケガの休み明けってことが一番の懸念材料だった。
1.整形外科の先生にアドバイスいただいた
こちらで出会った日本人の整形外科の先生。詳しくはわからないが、アスリートのリハビリが専門みたいな感じなのかな。「靴にインソール入れてる?」そんな会話がきっかけで街のそういうサービスを探してみた。
探せばあるもんだね、しかも学校のすぐ近く。日本人って言っただけで、どこの学校かがバレバレの距離感。ちなみに言葉が通じないので、事前にWhatsApp(LINEみたいなもの)で事前に予約して言いたいことは全部伝えておいた。
2.近代的な機械たち
日本でもインソールの話題にはなった。でも24センチ以下でインソールは意味がないって言われて止めた記憶を思い出す。立ち方の癖とかで足の負担が変わるらしく、インソールは正しく立つことを助けてくれるって話。
イメージはどちらかというと医療施設。車いすとか松葉づえとかを扱うお店。サポーターとかもいっぱい売っていた。良く見てみると、街の中にこういうタイプのお店が意外と多いことに後から気づく。
3.足形を撮影
レントゲン撮ってから数日後、今度は足形を撮影していた。かかとに体重が強くかかる癖があるみたいで、靴底の減り方を見て納得していた。
正しい立ち方が出来ていないと足に負担がかかる、だから姿勢も悪くなるっていう悪循環。よく学校で姿勢が悪いって言われていたのは、これの影響もあるって言い訳もしておくか(本人次第)。
4.完成したインソール
4日後にインソールを取りに行く。オンリーワンのインソールが完成したってこと。アルゼンチンでも決して安いお値段ではなかったので価格は差し控えることにする。
何の変哲もない中敷き。これを靴に入れるという訳だけど、実際に入れると相当に違和感があるみたい。土踏まずの出っ張りが長時間すると、ちょっと痛みに変わるって言っていた。でも、それがただしい位置ってことなんだろうけどね。
5.インソールの大きな問題点
ここで大きな問題が生じる。それは衝撃的な匂いの問題だった。アルゼンチンでは靴を脱ぐことがないので、家に帰ってからの匂いとの壮絶な戦いが始まる。
それは決して子供レベルの可愛いものではなくて、衝撃的としか言いようのないほどのもの。でも、2週間履き続けたら両足の痛みを訴えることが無くなった。その代わりに父が刺激臭を訴えるようになったっていうギブ&テイク。
足の通気性までは考えられてないのかもしれない。思春期の汗っかきとの戦い、これは手ごわい相手になりそうだ。通気性の悪いスパイクには入れず、スニーカーだけで様子を見た方が身のためだと思うんだ。
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