アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの自炊】最後のシュークリーム ~封印の理由~ @自宅

 

7月の後半、全く油断していたが冬休みってことで学校が2週間休みなんですと。日本の夏休みに比べたら短いものの、急に2週間って言われてもどう過ごしていいのかもわからなかった。

 

 

 

1.とりあえずやるか

 

2週間の休み、ってことは日々の昼ご飯までもミッションに組み込まれる。一日二食でも頭がいっぱいなのにもう一食増えるって心の準備もないまま休みに突入する。

 

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「シュークリームでも作ろうか」13歳は簡単に言うけれど、もう父には成功の手応えがどこにもない。結局備え付けのオーブンの調子が悪いってことにしてるけど、大変な上に失敗があることを父として伝えたかったんだ。

 

 

2.カスタードクリームはできる

 

シュークリームの大変なのは、クリームと生地が別の工程だということ。クリームを作って冷やしておきつつ、生地を作るっていう作業。


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さすがにカスタードに失敗はないけれど、これで燃え尽きていたりするから困る。作業を2日に分けたりするから、失敗の傷が深くなってしまうのかっていう気もする。けど、一日で両方進める体力もないっていう話。

 

 

3.今日の生地は

 

50点くらいの出来じゃなかろうか。どうもオーブンの下火が強すぎて、膨らむ前に下から焦げ始めてしまう。温度が低いのかもしれないけれど、これ以上は追及しないことにした。


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実はこの時点でテイク3だっていう現実。二回目の失敗で気持ちが整わないまま三回目に突入している。いつの間にかキッチンで外に向かって、大きな声で気晴らししてたら13歳が驚いていたっけ。

 

 

4.この時点で決めていた

 

もうシュークリームなんて作らないなんて言わないよ絶対、って言ったかどうかはわからないけど、シュークリームにストレスを感じてまで作ることは辞めようっていう家族会議が開催されて決定されていた。


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粉ものの怖さってのがここにある。レシピ通りにやっても同じものができないっていう難しさ。器具の癖だとかも含めて、こっちが理解しないと使いこなせない。男の片手間でやるにはハードル高かったのかもしれないね。

 

 

5.カスタードクリームの行先

 

こっちだけなら片手間で作れるまでに成長した。いずへいに連絡してみたりもしたけど、生地をやり直す元気もなくなっていた。またやりたくなったら再開するか。


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クリームはパンにつけていただいた。「これでも美味しいね」なんて、13歳の言葉も慰めにしか聞こえないほどにメンタルが痛めつけられていた。同じことして出来たり出来なかったり、そんなモヤモヤがそのうち晴れた時に再開する時が来ると思うんだ。

 

 

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