アルゼンチンへ 食文化と移住生活

アルゼンチンに渡った父子の日々の刺激と食習慣のこと

【アルゼンチンの自炊】参鶏湯がアルゼンチンに上陸?!

 

自炊もいよいよ回帰モードに突入していく。

ご飯中心の生活をしているとアジア方面に行きがちというお話。

 

 

 

 

1.寒い季節の食事の傾向は

 

本当に寒くなってくると、日本から持参した鍋が活躍する。味噌汁というよりも肉や野菜の無駄を消費するためにスープにすることが多い。

 


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こう見ていると、アルゼンチンの自炊生活では食材の無駄がなくできている。肉の塊からのトリミングや、骨の周辺を捨てずにスープにしていく。これがなかなかの出来映えで、野菜も摂取できるので毎日の食事に欠かせないものになっている。

 

 

2.今夜は参鶏湯

 

日本の懐かしい味を通り越して、参鶏湯を作ってみたいという話。とにかく鶏肉(手羽先)で作るものに失敗がないからこんなことになった。

 


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手羽先と米や材料を入れて炊飯器で炊き上げてしまえばいい。料理と言えるかわからないけど、そんなことでアジアに言った気になれるならやるべきでしょ。雑炊みたいなものだし、野菜も摂取できる上に何よりもリーズナブルだからね。

 

 

3.たまには肉をシンプルに焼きたい

 

キッチンの火力に不満はあるものの、大きな肉をガッと焼いていただきたい。BBQっぽく食べられるだけの素材は溢れるほどあるから。


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そういう時は挽肉の料理を合わせないと食事が成立しない。肉を焼いただけでは13歳は食べてくれないので、米に頼るしかないという状況。ご飯の国の人だから仕方ないけれど、日本にいた頃はそこまで米を食べてなかったのに不思議な現象。

 

 

4.結局、米が安心する

 

朝からご飯が食べられると安心する。ご飯とおかずなんて上品なことはしない。お皿の上でご飯に何かをかけるスタイルを追求していく。手っ取り早い方法なので、日本にいる頃よりも食事の時間も短縮されている。

13歳は、早く食べて動画を見たい・・そんな気持ちもないわけではないけれど、量を食べてくれるならそれはそれでいいのかなとも思うし。栄養のバランスを一品+スープで表現していく流れが続いていくよ。

 

 

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【アルゼンチンのカフェ】DEAN&DENNYS @Av.Rivadavia

 

こんなフードコートもあったのか、しかも映画館っぽい雰囲気だなと思っていたらコロナ前は映画館があったなんて話を聞いてしまった。

 

 

 

 

1.そこはいつもの通り道

 

いつも通りかかる大きな公園の道沿いにそこはある。大きくて新しめの建物の二階で営業するフードコートだった。

 

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DEAN&DENNYS @AV.Rivadabia

 

ファストフードのチェーンなのかな。この付近で見かけるような気がする。フードコートなのでMOZTAZAもバーガーキングもあるけれど、今日はここにしようってことになった。

 

 

2.注文すると近代的なものが

 

こんなものを渡されるシステム。日本のフードコートではよく見ていたやつがここで登場するとは、それはそれで感心してしまう。

 


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出来上がればこれがブルブル言い出して知らせてくれる。このシステムを知らない人もいるんだろうなって思いつつ、案外みんなわかっていたりするんだね。進んでいるところとそうじゃないところの差が激しいのもアルゼンチン。

 

 

3.客席の様子

 

さすがフードコート、広いスペースが確保されている。学校帰りの時間だからか、学生の姿は多いけれどそこまで混雑という話でもない。


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そんなに過剰にソーシャルディスタンスはされていない。お客さんに距離感を決めてくださいという風にも感じることができた。こんなご時世で詰めて座ることもないだろうし、みんなの意識の問題だという気もする。

 

 

4.さてと注文は

 

学校帰りの捕食みたいなもの、だから欲張らない程度に空腹を満たしておく。とはいえ、ハンバーガーの画像を見れば目移りするのも仕方がない。

 


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レモネードとコーヒー

 

父がレモネード、13歳がコーヒーを飲むっていうアンバランス。レモネードって響きも久しぶりだったからね。おそらく絞ってんだろうなっていう果肉感のある美味しいレモネードだった。

 


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タイムサービス的なディーンバーガーのセットで注文してみた。あまり冒険もできないタイプなので、スタンダードなところで13歳の反応を見てレポートしてみたいと思う。

 

 

5.副産物の薬味たち

 

今日もこんなに副産物がある。ちょっとづつ持ち帰りすると結構な量になることはわかっているけれど。


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家の砂糖なんて数えきれないくらいになってきた。料理でちょっとほしい時に便利なんだよね。大抵料理で使っても10g以内だからね。しばらく砂糖を買う必要がないのかも、って思うこともある。

 

 

6.会計が気になる

 

ハンバーガーのセット 630ペソ

コーヒー       160ペソ 

合計         790ペソ (当時1円=0.970ペソ)

 

ハンバーガーは美味しかったとの評価をいただきました。ポテトが冷めていたのは仕方ないのかもしれないけど、コスパを考えるとまた来たいって思うレベル。

サッカーオフで帰り道のハンバーガー、美味しくないわけがないはもちろん、トイレもあってWi-Fiも完備されていて使いやすい施設だった。混雑していないので、時間のある時はここに来るのも悪くないって思う。

 

 

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【アルゼンチンの自炊】ほうれん草の処理の仕方

 

ほうれん草の束の大きさがすごい。

野菜の高騰、日本ではほうれん草あたりから値上がりしていく。

 

 

 

 

 

1.アルゼンチンの八百屋さん

 

アルゼンチンでは野菜はキロあたりの価格で購入する。計りながら会計をしていくのが習慣なんだけど、そうじゃないセール品みたいな事もある。

 

 

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今回のほうれん草がそのいい例で、1束って言っても日本の3袋以上はある量が束ねられている。それが3束で値付けが300ペソ(当時1円=0.91ペソ)だよって言われるがままに購入する(させられる)ことになった。

 

 

2.すぐに茹でるしかない

 

ほうれん草の保存としては茹でるってのが手っ取り早い。「シュウ酸」を除いた方が栄養が摂取しやすいとか、茎の赤い部分に栄養がたくさんあるとか聞いたから。


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冷蔵庫を占領していたほうれん草もここまでコンパクトになった。変色したりするくらいなら、一度に茹でてしまった方が効率いい上、何よりも使いやすい。ちょっと一品なんて時にも重宝すると思う。

 

 

3.朝食もほうれん草だらけ

 

朝食にもほうれん草がふんだんに使われる。炒めた葉物が好物なので、何の苦情にもならないのが13歳の良いところ。


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ほうれん草にチャーハンが入った料理ってな具合にはなるけれど、栄養のバランスという意味では、ただ量を多く食べるだけにはしたくないからね。オレンジのおかげでビタミン方面には苦しまずに済んでいるけど。

 

 

4.今日は試合の見学

 

先日のケガで今日は所属チームの試合の見学。骨に異常はなかったけど、しばらくは固定しておこうって医師の判断だった。


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Que te Paso?(どうしたの?)

 

こうしてるとやっぱり目立つのか、あちこちから声をかけてもらった。Haruって名前を覚えてくれていることに合わせて、そんな声掛けにも感謝しかなかった。万全に治して次に生かしていくしかない。

 

 

5.やっぱりサッカーがしたい

 

いつもサッカー漬けだから、そんな風に考える時間もない。けれど、ケガをすると急にそんな気持ちにさせてもらえる時間があることが収穫。


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休む時間も必要な場合もある。焦りは禁物、焦ってできなくなることだってあるんだから周囲から焦りを煽る必要もない。そうは言っても競争の世界だからね。どうしたって焦る気持ちは必ずあるから、それをトレーニングのモチベーションに変えていくしかないんだと思う。

 

 

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【アルゼンチンのアイスクリーム屋】Rapa Nui @caballito

 

チョコレートの美味しいアイスクリーム屋さん。

ここら辺では一番って言うチョコレート屋があるんだって情報。

 

 

 

1.そこは我が家の近所だった

 

教えてもらった日本人仲間に感謝。しかも歩いて10分ちょっとの場所で、そんなお店があるなんて聞いたからにはすぐ行くしかない。

 

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Rapa Nui @Caballito

 

ちょっと思っていたイメージと違っていた。いい意味でアルゼンチンらしくない雰囲気のあるお店。サッカー帰り親子にとっては場違いな気もしてきた。

 

 

2.お店の中もおしゃれに

 

ちょっとカフェでゆっくりして、そんな計画をすぐに変更した。男子の父子が立ち寄るような場所でもなさそう、そんな気がしてしまった。


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カフェ利用はあきらめて買い物を済ませていこう、そんな作戦にシフトチェンジ。ゆっくり満遍なく見て回ったよ。

 

 

3.いろいろとおしゃれ感が溢れる

 

お土産にしても、パッケージがおしゃれ過ぎて中身が想像できない。もっと事前にリサーチするべきだったかも。


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まあ、そんなことも言ってられないので、ここを教えてくれた方へのお土産をチョイスして自分で食べたいものも見つけてしまおうって小声で打ち合わせる。

 

 

4.もう情報過多すぎて

 

色々見ているうちに訳がわからなくなる父子。13歳は自分がほしいものだけを探すっていう手段。帰って食べるチョコレートしか頭にない。


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目に留まるものばかりでどうしていいかわからず、結局決まらないのがこういう時のメンタルの弱さ。でも、頑張って贈り物と自分用のを買い込んだ。

 

 

5.13歳が選んだものは

 

13歳はカカオ70%の板チョコ。そこまでチョコに興味がなかったのに、アルゼンチンに来てから興味が出てきたみたい。


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贈り物に右上のやつ。中身が見えてないと、人に贈ることなんてできない。言葉ができないと安全策でいくしかないからね。父の自分用にはアルファホール。帰り道で「コーヒーでも淹れるか」なんて、家でカフェ気分に浸ろうって作戦に落ち着いた。

 

6.13歳が自分で撮った写真

 

70%のチョコレートにテンションが上がり、13歳が写真まで撮っていた。70%の感動を誰かに伝えたかったんだろうね。


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確かに、噂通りに美味しいチョコレート。どこをそう攻めるとど真ん中なのかはわからないし、アイスクリームも美味しいお店だってこともこの時点では忘れていた。

結局、宿題が増えた感は否めない。でも。次は焦らずに振舞うためのリハーサルだと思えばこんなところで良い気もするだけどね。

 

 

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【アルゼンチンの自炊】ホットケーキ?パンケーキ?

 

ホットケーキミックスって便利なものはない。いや、厳密にはあるのかもしれないけれどアルゼンチンに来てるし、それは面白くないっていう好奇心。

 

 

 

 

1.ホットケーキが食べたい

 

突然言い出す13歳。ママの作るホットケーキを思い出したって話らしいんだけど、おそらく蜂蜜を目にしてそこに行きついたんだと推察。

 

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軽く聞き流してはいたものの、そこまで大変な作業ではない。日本みたいにホットケーキの素とかが無くたって、調べれば情報は溢れるほどあるし。

 

 

2.ベーキングパウダーを探す

 

ベーキングパウダーはあるらしい。でも、スーパーでどこに置いてあるかもわからないし、キロ単位で買うほどのものではないからね。


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意外だったのは、こっちはピザやパンを作る時に使うのがベーキングパウダー。ピザのお店も多いけど、ピザを作るっていう食文化も家庭にはあるんだなって発見もあったのが収穫だった。

 

 

3.早速焼いてみる

 

パンケーキは何度か焼いたことがあった。実はフライパンの温度が大事で、温度が高すぎてもいけないし、油を使いすぎてもいけない(てか、テフロンなら使わない)。

 


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水と粉を混ぜた時に液体が冷えすぎていたり、フライパンが熱かったりすると焼きムラになるってわかっているのに、焼きムラを作ってしまう。

じっくり低温で、なんて芸当ができる性分でもない。粉ものの繊細さの洗礼をここでも食らうことになってしまう朝のひと時。

 

 

4.とりあえず完成した

 

13歳にしては、完成度に不満があったみたいでだけど完成した。本当にこれが食べたかったかどうかもちょっと疑問なんだけどね。


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とりあえずバターと蜂蜜を用意してみた。もともと、朝から甘いものが食べたいとかアルゼンチンで言ったことがないのにおかしいとは思っていた。

言い出しただけに一応食べるものの、ちょっと違う感が隠し切れない。久しぶりに満たされない朝食風景になっていく。

 

 

5.何が足りないのか

 

ホットケーキとバターと蜂蜜。注文は全て揃っているはずなのに、反応が鈍い13歳に困惑する父。もっと綺麗に焼いてほしいってことなのか。


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「ま、いいか」とまでは言わないものの、食べ進めていく。蜂蜜のブームなだけで、たまたまホットケーキって思いついて言っただけなのかなと推察。

 

 

6.答えがわかったよ

 

なんだ、そういうことか!!

ここで答えが見つかった。

 


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「ママならこうしてたんだ」って、自分の名前を書き始める。ローマ字だったかどうかは知らないけど、パンケーキ見てママを思い出したのかもね。

ふとしたことで日本を思い出す瞬間。食べたかったかどうかよりも、記憶のフラッシュバックに自分で動揺していたってことらしいよ。

 

それ以来、パンケーキって言わなくなった。おそらく、微妙な空気感を13歳も察してしまったのかもしれない。気を使わせてしまったみたいだ。また食べたくなったら作れるようにしておくよ、HARUって書くことも含めてね。

 

 

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【アルゼンチンの自炊】生姜の使い方

 

生姜でこんなに広げる必要があるのか、そんな声もありそうだけど使い道が多くて楽しいのでお送りすることにした。とにかく生姜の消費が楽しいってこと。

 

 

 

1.本当は肉を消費したい

 

我が家の13歳、肉の塊がちょっと苦手。急に食べるペースが落ちてしまうので、工夫が必要なのも主夫の仕事ということ。毎日のことだから、続けている方が効率が良いって思えるようになってきた。

 

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大きい牛肉を買って切って炒める。大きいままダイナミックに食べさせたいけど、受け付けないなら仕方ない。日本にいた頃はステーキとか食べてたのに、固いのは食べたくないとか、選り好みがひどいからね。

 

 

2.全てに生姜が登場する

 

我が家の食卓にいつもどこかに生姜がいる。炒め物や鍋物に結構な量を入れると、急に食べるペースが上がる。ちょっと辛いくらいで丁度いいって言うくらいの生姜好きな13歳の食生活。


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冷蔵庫には常に生姜を漬けておく。これは朝ごはんなんだけど、横に添えるといいアクセントになるって子供の評価。趣向が大人寄りになってきてるんだと思うけど、酒のつまみに偏っていく気がする。

 

3.今日の生姜はこれ

 

この大きさの生姜を週に一回は買ってくる。日本のスーパーで売ってる3倍はあろうかという大きさ。昨今の日本の野菜の価格はこっちで見ていてもびっくりする。


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今日のスマホスタンドに丁度良かった。丸々とした生姜が使いやすいって思う。使い切れないってことがない、そのくらい自炊が充実しているってこと。

なるべく丸々してるのをチョイスする。アルゼンチンではみんなこの大きさで買うっていう仕組みを聞いてみたいなと思う。

 

 

4.今夜はから揚げのリクエス

 

やっぱり子供だし、から揚げが食べたいって言う。父としても食べたいって思うけど、作ってしまうと胸がいっぱいになる食べ物。


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二人とも量が食べられないから改良が必要だね。熱々で食べられないと美味しくないだろうし、子供にとってはコンビニで買い食いするチキンがソウルフードなんだよね。

「これでいいんだよ」とは言ってくれるけど、作る側とすればそうじゃない。もうちょっと完成度を上げたいねっていう宿題付きで。

 

 

5.これからも続く自炊生活

 

学校とサッカーで週のスケジュールがいっぱいなので、特に夜の外出はほとんどしていない生活が続いている。


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帰宅するまでの夜のアルゼンチン、また違う顔がありそうな気がしている。昼間と夜の顔が違っていて、当然夜になれば危険度も増すんだろうと思う。慣れてくればそっち方面も少しづつ見ていくことも今後の宿題だと思っている。

 

 

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【アルゼンチンの理髪店】言葉がなくても切れるのか? @理髪店

 

アルゼンチンで過ごす上で懸念していたことだった。

それは理髪店の問題。

 

 

 

1.日本では美容院に行っていた13歳

 

日本では美容院を予約して利用していた。ツーブロックとかアシンメトリーとか生意気な注文をしていた小学生だった。

さあアルゼンチンではどうしようか。ホームステイ先で一度だけ切ってもらったものの、それっきりで前髪が目にかかる長さにまで伸びていた。

正直、切ってもらえるならどこでも良かった。日本人親子を受け入れてくれるお店かどうかをリサーチしておきたかった。

 

 

2.不安な様子が隠し切れない

 

店頭のWhatsapp(LINEみたいなもの)の貼り紙を見つけた。会話はできないけれど、翻訳アプリを使えば何とかなる。日本人親子を切ってくれるか聞いてみたら、あっさりとOKがもらえた。

 

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お店には店名も看板もなく、男性が一人でお店をやってる感じ。この段階で父も切ってもらっている。床に散らばる髪の毛は父の半年分のもので間違いないと思う。

スマホで便利になったなと感じる。番号さえわかれば、言葉がダメでもアプローチすることができるってすごいことだと思う。

 

 

3.前触れもなく切り始める

 

躊躇なくやってくれるので、こっちも迷う時間がなくていい。考えてしまうと不安になるばかりだからね。


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いきなりバリカンで襟足から刈り始める。面白いように切ってくれるので、余計な説明をすることもあきらめた。13歳も覚悟を決めたみたいだ。

 

 

4.一応、日本での画像は見せておいた

 

日本の美容院で撮った写真は見せていた。「OK!」と真綿のように軽い返事だったことだけは記憶している。ここで伝わってないことだけは理解できた。


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邪魔な前髪も切ってくれればいい。そんな気持ちに切り替わっていたけれど、一人あたり所要時間にして10分ちょっとだったと思う。

日本で言う1000円カット並みのスピード感、むしろそれよりも早いかもしれない。洗面台もないから切ったら即終了ってな展開だった。

 

 

5.もみあげが揃っていればそれで良し

 

昭和の床屋さん的な仕上がりだね。昔ってもみあげがキレイになってると切ったんだなって気づいていたっていう時代もあった。


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ともかく仕事がスピーディなのが助かる。すぐに帰ってシャワーを浴びることになるけど、我が家の建物の数十メートルの場所なので問題ない。

しかも、予約してまで切ってくれるっていうサービス。二人で切っても30分かからないとか、こんな効率のいい仕事もないと思うんだ。

 

 

6.いい仕上がりだった

 

良く見ればタイガーカットな雰囲気もあるけど、良く見なければいいだけの話。だってカット料金が1200ペソ(1円=0.903ペソ)っていうリーズナブルさだし。


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しかも二人で1200ペソ、ってことは一人なら600ペソってこと。完全に日本の1000円カットのパフォーマンスを超えている。切られる側が何に価値を見い出すかというだけの話だからね。

探せばデザインカットを専門でやってるお店もあるっぽいけど、やりたかったらスペイン語を話せなきゃ始まらない。そんなことができるまではこれで良いんだと思うよ。

 

 

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